宗教施設の改修工事

伝統工法を否定する意味ではない。
自分たちが暮らす地域において、建物を維持存続させるために、既存システムを超えた手法である。

• 宮大工に頼ることなく、地元の工務店で施工できる構造や工法。
• 檀家や信者でなくても、関りが持てる建築。
• 予算に合わせた意匠と構造、そして経済的な材料の選択。
• 権威の象徴である大屋根の無い建築。

人が集まらない、人が関わらない建物は、必ず滅びて行く運命にあります。

• 宗派を超えて地域住民主体となったお寺づくり。
• かつてお寺は、修行の場、学び舎、遊び場といった、人が集まる場所。
• 子どもからお年寄りまで、みんなが集う地域交流の場としてのお寺づくり。
• 葬儀や法事のためだけの場所ではない、色んな用途としてのお寺づくり。

みんながわいわい集える建築は、お寺の原型。　お寺の周りに、いろんな用途の建物が集まって、高齢者、若者、子供、障碍がある方ない方、みんながつながり、気にかけたりまたは掛けられたりできる暮らし。

• 近隣住民の利用は無料にした温泉施設のあるお寺。
• 地元の新鮮な農産物を定期的に購入できる販売所を併設されたお寺。
• コンサートの開催ができるライブハウスが併設されたお寺。
• アートを展示するギャラリーのある飲食店を併設したお寺。　
• 学生向けのアパートが併設されたお寺。
• 地域福祉の拠点となるようなお寺
  （グループホーム、相談支援センター、知的障害者児童入所施設、デイサービスセンター、　サービス付き高齢者向け住宅、など）